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2016年9月14日 (水)

羽田亨一先生御逝去

去る9月6日朝、羽田亨一先生が京都のご自宅で逝去されました。享年72歳でした。

先生は、大阪外国語大学を卒業されたのち、1968年秋より4年ほどテヘラン大学に留学されました。1975年1月にアジア・アフリカ言語文化研究所に助手として勤務を始められ、革命直後の79年6月から81年3月まで、再びイランに滞在されました。2008年3月に退職されるまで、33年以上AA研に尽くされたことになります。

ご専門はサファヴィー朝史、イラン文化史で、日本語の論文としては

「“Ross Anonymous”の名で知られるシャー・イスマアイル1世の伝記の製作時期について 」『東洋史研究』48:3(1989)
「ペルシア語『王叔和脈訣』の中国語原本について」『アジア・アフリカ言語文化研究(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)』48-49(1995)

があります。また、共著書・共編書として
Tabrizi Vocabulary, an Azeri-Turkish Dialect in Iran (ILCAA, 1979)
『ギーラーンの定期市―1986年度予備調査報告―』 (アジア・アフリカ言語文化研究所、1988)
Fifty Five Persian Documents of Qajar Period vol.1(ILCAA, 1997)
Javaher al-Akhbar (ILCAA, 1999)
Tarikh-e Ilchi-e Nezam Shah (Tehran: Anjoman-e Asar o Mafakher-e Farhangi, 2000)
『ペルシア語写本の世界』(アジア・アフリカ言語文化研究所、2006)
Montakhab al-Tavarikh, 2vols. (ILCAA, 2006, 2009)

があります。

先生の研究室には常にお客さんがおり、先生は煙草を吸いながら、お茶を飲みながら、お酒を飲みながら、相手をされておりました。ペルシア語の読み会でお世話になった人は相当数いるはずです。ナスィーリーさんを始め、訪日するイラン人研究者の受入もよくされていました。

心からご冥福をお祈りいたします。

追記:先生の親しかった友人の一人、パーシャーイーさんの追悼文が掲載されました。
http://bamdadema.com/?p=6242



 
 

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