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2012年6月19日 (火)

ボードリアン図書館1

オックスフォード大学の図書館Bodleian Libraryは、イギリスでは大英図書館に次ぐ蔵書数を誇っています。しかし、大英図書館のように一つの大きな建物があるわけではありません。きわめて複雑なシステムを持った図書館群といった方がいいかもしれません。

本館は由緒ある建物で、観光客向けのツアーもあります。でも、建物そのものは大きくありません。ラドクリフ・カメラという別館も歴史的なすてきな建物ですが、観光客はアクセスできません。本館とラドクリフ・カメラは地下でつながっており、その通路の両側にも地下閲覧室があります。さらに、現在、新館を改装中ですが、これも道路をくぐって地下でつながるようです。

ただ、新しい英語の図書が入る地下閲覧室を除いては開架図書はほとんどないのが現状です。図書は、離れたところにまとめて保管してあり、それをOPACから請求して、半日から一日後に、いずれかの閲覧室で閲覧することになります。オックスフォード大学の部局図書館は、同時にボードリアン図書館の閲覧室を兼ねており、たとえば、Oriental Instituteの図書館で、本館の図書を閲覧するということになるのです。

また、ボードリアン図書館本館の図書は決して貸し出しをしません。閲覧室で読むしかないのです。

SOASの図書館のように、開架で、貸し出しをするという図書館の方が圧倒的に使い易いのは当然です。でも、SOASでは、OPACにあっても本そのものがないということがしばしばあります。それを考ると、創設者ボードリー卿の方針だという貸し出し禁止も、意味があるのかもしれません。

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